パッチギ!

  • 2009年12月06日
  • 舞台  

かの有名映画の舞台化、6日のアフタートークショー付き公演を見てきました。
会場は新国立劇場中劇場。
椅子の足元や座席幅が他の劇場に比べてゆったりしていて、クッションの柔らかさはなかったけど隣を気にせず楽に座れますね。
位置は8列目のセンター。
段差があったから前の人がかぶらず、全体もわかって役者の顔も見えるいい席でした。さすがパッチギシート。
公演グッズはパンフ以外に写真やトレカ、タンブラーなど。
写真、うっかり買ってしまいました。
だってたっくんの写真、全身きれいに写ってたんだもん…。←




*************************

ストーリーについてはまあ特に…というか、本筋は映画と変わっていないでしょうし私が観たかったのは役者の生の演技と演出なので…。←
それに私のあたまは1回で物語を理解できるほどよくないんだ(苦笑)
って、それはさておき。
これを観てどうやら茅野演出のテンポは私の好みらしいとわかりました。時々映画にもあったの?というエピソードがでてきて、おかげで今度映画も見てみようかと思ったり思わなかったり(どっち)。

主人公・康介(もっくん)、歌もあるから楽しみにしていたんだけど…なんか声が若干枯れぎみでした^^;
第一声を聞いて、あれこんな声だっけ?と思ったらアフタートークでかなりやばかったことを暴露(苦笑)
でもがんばってたよ。終盤の歌の部分で気持ちがこもりすぎたのか若干走ってたりテンポずれたりしたのもなんか、よかった。ほんとはよくないんだろうけどね、でもぐっときたのです。

ヒロインのキョンジャ(佳奈ちゃん)が映画では吹奏楽部という設定が舞台では舞踊部に変更されていて、それがすごく見た目にも華やかで動きがあるからこれはうまい変更だなと思いました。舞台は各人をアップにしたりできないから、体の動きで見せるのがいちばんわかりやすい。
チェドキの葬式で舞踊を笑顔で踊れない姿はぐっときた…!

康介の友人吉田(育さま by昌也ブログ)はテンポいいです。すっげー楽しい!
後半になるにつれ学生運動に思想が傾倒していくんだけど、なぜか方向がずれちゃうのが面白いしね。
あ、歌もちょっとだけ歌ってくれました! 育さまの生歌聞いちゃったよ!なんか感動した(笑)

日本人側は、空手部のウエストフォーキングスがやばかったです。
ひとこというなら、載寧のスタイル異常。←
長ランでなぜかひとりだけ腰回りがしぼってあるからか異様に細くて、髪はリーゼントじゃなくかっちりと撫で付けてある感じだったから顔の小ささ強調されるし……また隣に立つのが賢章くんだったものだから身長差でよけいに足が長く見えるという…(笑)
たっくんは、ぱっと見どこぞの応援団長のような終始ハチマキ着用でとてもわかりやすかったです(笑)
たっくんと載寧氏というツインタワーにはさまれた賢章くんはちまっこくてかわいかったですよ。
朝鮮高校はアンソン(石黒くん)=赤、バンホー(昌也)=青、チェドキ(鯛造くん)=黄の腹巻で、つい「お前ら信号か!」と心の中でツッコミ。身長差もいい感じに階段になってるからまたビジュアルだけで面白いという(笑)
この辺も舞台ならではの楽しさって感じがしますね。並んだときに誰が誰かっていう、存在がわかりやすくなってる。
あとは、あれかな……昌也の生尻、プライスレス。←

他にはアボジもオモニも先生もいい味出していて、どのシーンでもすごく集中して観られました。
エンディングからカテコの流れで「あのすばらしい愛をもう一度」がかかったときはもう、なんともいいがたい感情がわいてきたよ…あれはいい…!!


6日のアフタートークショーメンバーは、山本くん・昌也・浅見さん・賢徹さん。
もっくんは最初にひとこと言うときに進行の人からのどがヤバいと突っ込まれ(結構がらがら声だった)明日休演だとわかると「病院行ってしっかり休みます!」と宣言。叫び演技多いし歌もあるからケアは大事だね。
もっくんは前日とは違い話す内容がかなり真面目だと司会の方に言われていました。はっちゃけていたもっくん見てみたかったー!

昌也は、あのメンバーの中では一番くだけた感じでしゃべってた気がします。
例のお尻シーン、稽古中に一度マジポロリをしてしまったことがあって、そのときのオモニの顔がポカーンとしてすごいことになっていたそうです。
まあ、そりゃ当然そうなるわな(笑)
茅野さんの演出はDステとは違うかという質問には、今回女性だけのシーンもあるからそのときに今まで見たことのないにやけた茅野さんが見られると答え、でもその後「これ聞かれてないよな!?」とあたふたしてたのが面白かったです。

浅見さんは足細くてびっくり。スラッとしていて美人さん。
キャストのなかで気になる男性は?という質問に、前日のトークショーで同じ質問をされた佳奈ちゃんは自分を選んでくれたと言うもっくんの隣で、なぜか突然身だしなみを気にし始める昌也。あからさまなアピールがアホでいい(笑)
浅見さんの答えは目が離せないという意味では小市さんが気になるけど、ちすんさんと一緒に「かわいい」と言っているのは鯛造くん。でもあの顔でもっくんより年上(昌也と同い年)という話が出ると、その場のほとんどの人がびっくりしてたのがまたなんとも…確かにわからんでもないけどね(笑)

賢徹さんはフォーキングスのなかではもっぱらいじられ側らしいです。特に、賢章君とは一回りも違うのに多分ナメられてるって(笑)
あと、公演を重ねるごとにソリコミが深くなっているとかいないとか…どこまでそりこまれるかは要注目。


ということで、全体としての感想は、まず本編が面白かったしアフターも思ったより長く割と裏話的なことを話してくれたので、これならもっと観たいと思えました。どの役者が目当てでもちゃんと面白いと思える気がします。
なにより、ケンカや舞踊のシーンは見ごたえあり。
いろんなシーンがクロスするラストは圧巻です。



トラックバックURL

この記事のトラックバックURL

この記事にコメントする

名前
メール
URL
  • 情報を記憶:
  • 評価:

ページトップに戻る▲